PARC TOP世界を知る学校07.ポスト・新自由主義の世界を読む

07.ポスト・新自由主義の世界を読む

2007年、サブプライムローン問題に端を発した金融危機は、世界中に飛び火して私たちの生活を脅かしています。金融の自由化とグローバル化は暴走ともいえる速さで進み、その結果引き起こされた世界規模の危機。現在のグローバル資本主義経済を支える「新自由主義」がその限界を迎えているとの指摘が数多く出されています。「新自由主義」とはそもそもどのような考え方なのでしょうか?また、実際の経済では、だれが、どのように、マネーを動かし、私たちの生活にどんな影響を与えているのでしょうか?経済やお金の動きを、私たちの手に取り戻していくために、この混乱の世界経済をじっくり・丁寧に考えていきましょう。

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講座の内容
・2009年5月〜2010年1月
・基本的に隔週月曜日 19:00〜21:00
・全15回/定員30人
・受講料38,000円
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日程

T.今の世界経済と新自由主義を知る
5月11日
オリエンテーション
人びとの視点から見た米国発の金融危機
■北沢洋子(国際問題評論家)

米国発の金融危機は、またたく間にグローバル化した。これは、新自由主義によるグローバリゼーションの結果である。今こそこれまでのパラダイムを変える時である。

5月29日(金)
なるほど!金融危機発生のカラクリ
■池上 彰(ジャーナリスト)

金融の最新手法ともてはやされた「債権の証券化」が何をもたらしたか。「リスク分散」が世界にリスクを拡散させたメカニズムをやさしく解説します。

6月8日
徹底解剖
サブプライムローン問題徹底解剖
―危ないモノを優良商品にしてしまう金融の“悪知恵”
■相沢幸悦(埼玉大学教員)

金融資本は金融工学を悪用し、高リスク住宅ローンを基に組成した証券化商品を安全金融商品として売り投資家は大損しています。このカラクリを明らかにします。

6月22日
米国発 新自由主義とは
そもそも何だろう?
■アンドリュー・デウィット(立教大学経済学部教員)

1930年代以来最悪と言われる経済危機の最中に、この国の公的部門は何をすべきか、真剣に考える必要があると主張する。

7月6日
いまこそ「資本論」!?
見直されるマルクス
■嶋 崇(雑誌編集者)

経済は苦手、『資本論』なんて難しくって…というズボラさんでもラクラクわかり、サブプライム・リストラ・過労死などの根本原因が見えてくる“超”入門講座です。

U.マネーを動かすのは誰?
7月27日
米国:戦争がカネを喰い、カネを生む?
"Crazy as usual"な日々をいかにして克服するか
■影山あさ子(雑誌編集者
■藤本幸久(映画監督)

戦争は、貧困とともにやってくる。格差社会の底辺から、今日も若者たちを戦場へと送り続けるアメリカ。これは、日本の近未来なのか。

9月7日
世間を騒がすヘッジファンドの正体
「カネ余り」資本主義の落とし子
■山下知志(経済ジャーナリスト)

2008年1年間で30兆円以上も運用資産額を減らしたヘッジファンド。いまや日本はもちろん、世界の金融市場を混乱させる“悪玉”として急浮上しています。世間を騒がす彼らの正体とは?

9月28日
ブラック・マネー
日本経済を喰いつくす裏の勢力たち
■有森 隆(ジャーナリスト)

お金に色はついていない、というけれど、本当は違う。由緒正しきお金と危ないお金がある。危ないお金の話をします。それからブラック・マネーのお洗濯(マネーロンダリング)についてです。

10月19日
国際貿易論
オカネは国境を越えて自由に移動しない、豊かなところへ移動する
■福田邦夫(明治大学教員)

もともと通貨は、モノが取引される際の支払い(決済)手段であったが、今や通貨は商品と同じように売買、投機のの対象とされている。通貨の商品化である。こうした中、世界貿易は異常なまでに歪み変調きわまりないものとなっている。そして富の一極集中はさらに激しくなり、世界的規模での格差が拡大している。貿易を通して今の世界経済の歪みを考えてみたい。

11月2日
タックスヘイブンとマネーロンダリング
■平尾武史(読売新聞東京本社 広報部次長)

テロ資金やヤクザマネー、資産家の脱税などに利用される マネーロンダリングとタックスヘイブンについてお話します。

V.危機と格差
 〜新自由主義と私たちの暮らし

11月16日
私たちの暮らしと世界の飢餓
大きな世界地図の上で、公正な世界を考える
■冨田沓子(NPO法人ハンガー・フリー・ワールド 開発事業部ベナン・ブルキナファソ担当/アドボカシー担当)

飢餓が原因で亡くなる子どもは5秒に1人……。エンディング・ハンガー・ゲームは、5mx10mの大きな世界地図の上で、12の国や地域の住民になりきって、世界の現状を体感する参加型ワークショップです。世界では十分な食べ物が生産されているのに、飢餓が終わらないのはなぜ? どうすれば現状を変えることができるの? 先進国、途上国、そしてあなたにできることを、ゲームを通じて考えてみてください。

11月30日
「ガソリン」の本当の値段
―原油価格と投機マネー
■岩間剛一(和光大学経済経営学部教員)

この2年間の原油価格、ガソリン価格は歴史的な乱高下を経験した激動の時代であった。その背景には、原油先物市場への投機マネーの大量流入による原油市場の金融市場化が挙げられる。そうした国際石油情勢を巡る様々な問題をホットな視点から取り上げていきたい。

12月21日
恐慌の冷たい洗礼を受けたグローバル・ジャングル:次に来るものは?
■浜 矩子(同志社大学大学院教員)

グローバル・ジャングルは、今、誕生以来の試練の時を迎えている。これからどうなるのか。どうすれば、我々は地球ジャングルを砂漠化から守れるのか。ご一緒に考えたい。

1月18日
働く場所がなくなる!
新自由主義と雇用
■中野 麻美(東京弁護士会・弁護士)

新自由主義に基づいた規制緩和政策のもと、労働は「商品」として競争にさらされ、その結果激しい「労働ダンピング」が起きています。派遣、日雇い、そして切り捨てられる労働者。国内外で吹き荒れる「雇用崩壊」の構造と対案について、じっくりお話いただきます。

2月5日(金)
国際連帯税の可能性
■上村雄彦(横浜市立大学国際総合科学部准教授)

グローバル金融を適切にコントロールし、より透明で、民主的で、アカウンタブルなグローバル・ガヴァナンスの構築に貢献しうる国際連帯税を議論します。

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