PARC TOP世界を知る学校10.映像で出会うアフリカ

10.映像で出会うアフリカ

近年、日本ではアフリカを題材・舞台にした映画にふれる機会が増え、アフリカの文化や暮らし、そしてアフリカが直面している問題への関心も高まりつつあります。このクラスでは、アフリカの監督・製作者がつくった貴重な作品を含む映画・映像を観た後、それぞれのテーマ・地域に詳しい講師陣が語ります。ともすれば「貧困」「紛争」「自然」といったステレオタイプなイメージで語られるアフリカ。しかし視聴する作品の中には、アフリカの豊かな文化や活き活きと生きる人びとの姿、現状に対する批判やオルタナティブへの視点が含まれています。アフリカをより身近に感じ、わたしたちとのつながりを見出すためのアフリカ入門クラスです。

この講座のPDF版はこちら

全講座パンフレットのPDF版はこちら(約10MB)

講座の内容
・2009年5月〜2010年1月
・隔週土曜日 14:00〜16:30(最大17:00)
・全13回/定員30人
・受講料38,000円
・映像資料は変更する可能性があります
パンフレット請求

受講お申込み

日程

5月30日
オリエンテーション
アフリカを知るための視点
■吉田昌夫(日本福祉大学教員)

アフリカに住むひとびとが、どのような文化を持ち、貧困や紛争に苦しめられながらも、どんなに活き活きと現在に生きているかを、私自身の経験をもとに話します。

6月6日 13:30-16:00
“国境はない" という言葉のもとでの
文化・資本・個人
◆資料映像:『サリフ・ケイタ物語』(マリ)
■真島一郎(東京外国語大学教員)

「ワールド・ミュージック」と呼ばれた現象は、はたして何であり何でなかったのか。ポスト冷戦期アフリカをめぐる文 化と資本の運動を、一個人の生をつうじて検証します。

6月20日 13:30-16:00
2008年を機にアフリカの貧困と自立を考える
私たちは何を「すべき」でないか
◆資料映像:『アフリカ―“自立の力"を引き出せ』/『Summit 2008 Afro Voice〜アフリカ自立のために何が必要か』
■船田クラーセンさやか(東京外国語大学外国語学部教員)

2008年には第4回アフリカ開発会議とG8サミットが開催され、「グローパル・イッシュー」としてのアフリカ「問題」が議論されました。中でも、貧困と食料に注目が集まりましたが、果たしてこれらの巨大国際会議は、アフリカ「問題」の解消に役に立ったのでしょうか? 皆さんと「アフリカにおける貧困と自立」「日本の私たちの関わり」をテーマに考えます。

7月4日
多様な民族の暮らしと文化
◆資料映像:『マルーンド―恋の脱出大作戦!』(ケニア)
■椎野若菜(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

アフリカにはーつの国に、異なる言語を話す人びとがたくさんいます。それが人間同士の付き合いにも、そして政治にも大きくかかわってきます。私が長く付き合っているルオの人びとを中心に、そうしたさまをご紹介しようと思います。

7月18日
コーヒー危機とアフリカ小農民
協同組合とフェアトレードの役割
◆資料映像:『おいしいコーヒーの真実』(エチオピア)
■辻村英之(京都大学教員)

タンザニア・キリマンジャロ山の西斜面にあるルカニ村の写真を見ていただきながら、コーヒー危機を象徴とする近年のコーヒー価格低迷の問題点と対策について考えます。

9月26日
アフリカの光と音
─目を耳を澄まして
◆資料映像:『Wo a bele―もりのなか』(カメルーン)/『room 11,Ethiopia Hotel』(エチオピア)
■分藤大翼(京都大学研究員)

アフリカに「映像で出会う」というのはどういうことでしょうか? アフリカと出会うために必要な「まなざし」と「ききみみ」を確認して、新たな出会いに備えましょう。

10月10日
資源戦争に翻弄されるアフリカ
―血塗られた鉱物資源と国際市場
◆資料映像:『戦場のITビジネス〜狙われる希少金属“タンタル”〜』(コンゴ民主共和国)
■吉田 敦(明治大学商学部兼任講師/海外投融資情報財団特別研究員)

アフリカの鉱物資源経済と紛争、グローバル市場がどのような関連性をもっているのか、我々の身近な問題として考えてみる。

10月24日
エイズと闘い、共に生きる
―アフリカの人々の実践と国際協力
◆資料映像:『感染爆発が止まらない―南アフリカ・届かないエイズ薬』(南アフリカ)
■稲場雅紀(NPO法人アフリカ日本協議会 国際保健部門ディレクター)

深刻なアフリカのエイズ問題。その中で人々がエイズとどう向き合い、共に生き、闘っているのか、また国際社会の支援はどう機能しているのか、事例をもとにお話しします。

11月7日
ルワンダ大虐殺から15年@
いま、改めて検証する虐殺の歴史と背景
◆資料映像:『Sometimes In April』(ルワンダ)
■武内進一(アジア経済研究所 アフリカ研究グループ長/JICA研究所客員研究員)

わずか100日足らずの間に50万人以上が虐殺されるという想像を絶する事件が、なぜ1994年のルワンダで起こったのでしょうか。ジェノサイドに至る背景を長期的視点から解説します。

11月21日
ルワンダ大虐殺から15年A
「修復的正義」による和解への取り組み
◆資料映像:『“償い”と“赦し”への家造り―ルワンダ・大虐殺からの模索』(ルワンダ)
■佐々木和之(ルワンダ現地NGO「REACH」修復的正義と和解プログラム担当職員)

未曾有の大量殺戮から15年、幾多の困難の中で進められている平和構築と和解への取り組みを「修復的正義」をキーワードにして考えます。

12月5日
“アフリカの声”が産まれるとき
エリトリア、ルワンダの製作現場から
◆資料映像:『記憶の守人』(ルワンダ)/最新エリトリア映画 他
■吉田未穂(シネマアフリカ)

アフリカ映画ができる舞台裏はどうなっているのか。様々な思いを胸に映像にかける映画人たちや映画を生み出す現場の姿を、最新の取材をもとに紹介します。

12月19日
アパルトヘイト・人種差別と
それに抗う人びとの運動と現在
◆資料映像『A World Apart』『AMANDLA!』(南アフリカ)
■津山直子(日本国際ボランティアセンター南アフリカ代表)

アパルトヘイト下の弾圧の中で、苦しみ、闘い、前向きに生きた人々。映画に描かれた人々の魅力と苦悩、当時の南アフリカ、そして現在について話せればと思います。

1月9日

 アフリカの若者が描くアフリカ
 ◆資料映像:『告白』(カメルーン)

■石田洋子((財)国際開発センター評価事業部長・主任研究員/TCSF副代表・理事)
映像で見たアフリカのイメージと、私が体験してきたアフリカを重ねながら、皆さんと一緒に、率直な意見交換ができればと思います。


■分藤大翼(京都大学研究員)

映像を通じてアフリカの人々が学びうることは何なのか。アフリカの市民社会を担ってゆく若者の現状をふまえて、私たちが共に学び生きていく方途について考えます。

パンフレット請求

受講お申込み

ページの先頭へ戻る