PARC TOP世界を知る学校11.悩める中国―隣人との対話のために

11.悩める中国―隣人との対話のために
定員に満たず不成立となりました

2009年は、中国改革・開放から30年、そして天安門事件から20年という年にあたります。アジアの大国として経済発展を遂げてきた中国は、いまその「巨大」さがもたらす苦悩の中にいます。金融危機を経て限界に来た経済成長、深刻化する環境汚染、少数民族への弾圧とそれに対する抵抗、農村部の貧困、食への不安……限りなく噴出する問題と高まる民衆の不満に、中国共産党政権の「統治」も揺らぎを見せています。このクラスでは、外側から「中国」を脅威や批判の対象としてとらえるのではなく、人びとの生活や文化を内側から深く知り、その問題の所在と解決へ向かおうとする動きを学ぶ現代中国入門クラスです。

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講座の内容
・2009年5月〜2010年1月
・基本的に隔週火曜日 19:00〜21:00
・全14回/定員30人
・受講料38,000円
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日程

5月26日
オリエンテーション
現代中国へのまなざし
経済成長優先から「小康」「和諧」社会へと舵を切れるのか?
■清水美和(東京新聞論説委員)

建国60年を迎え急速に台頭する中国に日本は経済的に依存すると同時に、政治、軍事的には脅威になりかねない。ますます存在感を増す中国の現状と問題点を紹介し、つきあい方を考える。

6月9日
日本にとっての中国、中国にとっての日本
■田畑光永(ジャーナリスト/ブログ「リベラル21」代表)

田母神論文に拍手喝采するような若者が多くなってもらいたくない。

6月-7月で日程調整中
相次ぐ発禁紙と報道規制の真実
―中国人ジャーナリストが語るメディア
■班 忠義(ドキュメンタリー映画監督)

日中の両国民の性質は、「同文同種」ではなく、「同文異種」と両国民の性質を表現した方がいいと思う。特に近代に入って日本の中国侵略とその侵略が一因で誕生した共産党政権が、さらに日中両国民の相互理解などにハードルを置いたと言えようか。

7月11日(土)
横浜市・中華街を訪ねる午後

横浜市の中華街を歩き、その歴史や中華街で暮らす人たちの暮らしにふれてみましょう。

7月21日
農村で何が起こっているのか
エイズ、戸籍制度、共同体の崩壊
■阿古智子(早稲田大学国際教養学部准教授)

一般に経済発展が一定の水準に達すれば格差は縮小するはずですが、中国ではその兆しはまだ見えてきません。特有の戸籍制度と、それがもたらすさまざまな矛盾を考察します。

9月10日(木)
中国の食と農の現実と日本の食卓
■吉川成美(西安交通大学西部発展中心 研究員/早稲田環境塾 研究員)

中国の農村は大きく変化しています。経済格差・環境問題は人々の暮らしを分断しつつあります。中国の食と農の変化は日本に、世界にどのような影響をもたらしているのでしょうか? 中国の農村に住む人々、食品加工企業に働く人々はどのような暮らしをしているのでしょうか? 日本と中国を農業の現場、人々の暮らし、食卓の背景をとおして考えてみましょう。

9月15日
「80後」世代の若者が創造する文化
小説、サブカル、ネット文化の現在
■福嶋亮大(文芸批評家/中国文学者)

現代の中国では、インターネットの台頭を通じ、かつてない規模で文学の変動が起こっています。90年代文学との比較も織り交ぜつつ、この10年の文化的動向を解説します。

9月29日
天安門事件から20年
若者世代にとっての「民主化」
■胡 冬竹(上智大学院生)

今年は天安門事件から20年。新中国成立60周年、五四運動90周年にもあたり、記念ムードが漂うことは必至である。その記念ムードに溺れることで満足することができるのか。当時、中学・高校生だった若者世代は、直接の当事者ではないものの、近距離で当時のすべてを肌で感じ取り、現在は中国の各領域で主役を担い、中国の原動力の一部分となっている。彼・彼女らの姿や記憶を丁寧に掬い取って、いまあるべき「民主化」を考える。

10月13日
老いた親を誰がみる?
高齢者大国の選択とは
中国の少子高齢化政策の行方
■沈 潔(浦和大学総合福祉学部教員)

少子高齢化が進むのは日本だけではなく、中国も急速に進んでいる。誰が老親扶養をするのか、伝統と現実との狭間でどのような少子高齢化対策を選択したのかを紹介します。

10月27日
日本と中国の過去・現在・未来
映画『中華学校の子どもたち』と華僑・華人の暮らし
■片岡 希(映画監督)

ドキュメンタリー『中華学校の子どもたち』では、横浜山手中華学校を中心に約3年にわたる撮影を行いました。撮影の過程で見えてきた、横浜華僑華人社会についてお話しします。

11月10日
もっとも弱いアキレス腱? 水不足
■高見邦雄(認定NPO法人緑の地球ネットワーク事務局長)

これまで丸17年、緑化協力をつづけてきた大同市で、水不足が深刻化しています。しかもここは北京の水源。飲み水や生活用水はなんとかなっても、農業用水はどうにもなりません。だとすると、つぎは食糧不足?

11月24日
書を捨てよ、旅に出よう
在日コリアン3世が描いた映画『Tibet Tibet』
■金 昇龍(ドキュメンタリー映画監督)

チベット問題の解決の糸口は、本当は「人間はみな同じだ」という感覚を人類が心の中では共有していることだ。それだけに今後は個人であっても世界的責任感を持つことが鍵となってくる。

12月8日
「台湾」という問題
分断か、共存か? 冷戦とポストコロニアルを越えて
■丸川哲史(明治大学政治経済学部准教授)

日本人が台湾のことを考える場合、無意識のうちに植民地問題を忘却しつつも、その上に乗っている場合が多いこと、また大陸中国との関係を見落としがちです。

1月(日程調整中)
どうなる東アジア共同体
人びとによる連帯の可能性
■進藤榮一(江戸川大学社会学部教授)

中国と朝鮮半島、そして日本を含む東アジア共同体は、どのような課題と可能性をもっているのか。国家レベルの政策の行方と、人びとによる連帯の可能性はどこにあるのか、お話しいただきます。

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