PARC TOP環境と暮らしの学校17.江戸にまなぶエコ―循環型社会とその思想

17.江戸にまなぶエコ―循環型社会とその思想

グローバリゼーションの嵐が吹き荒れる中、ついに食糧自給率が4割を切り、燃料も他国に依存し、ゴミの処理に莫大な費用がかかり…と、大変な状況に直面している日本。そして、エコロジーが様々なところで謳われている世界。そんな中、今、江戸ブームが巻き起こっています。江戸的循環型・エコロジー社会とは一体どのようなものだったのでしょうか? 果たして、江戸の日常とは、その実態とは? このクラスでは、江戸のエコ的生活を再発見し、時空を超えてそのカラクリを紐解きながら、現代に活かせるワザを学びます。江戸へようこそ!

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講座の内容
・2009年5月〜2010年1月
・基本的に隔週月曜日19:00〜21:00
・全14回/定員30人
・受講料36,000円
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日程

5月18日
オリエンテーション
環境先進都市・江戸へようこそ
■鬼頭 宏(上智大学教授)

生物資源に依存する、すぐれて持続可能な江戸社会は、21世紀文明が目指すモデルになるのだろうか? その実態に迫る、150年のタイムトラベル。

6月6日(土)午後
江戸の町並みを歩いてたどる&
江戸のモノづくり職人を訪ねる

6月20日(土)18:00-20:00
江戸とキューバ
太平洋と大西洋のニつの島国の生き残り戦略を考える
■吉田太郎(長野県農業大学校)

私の祖先は蛇場美村(現・杉並区下高井戸)で玉川上水の湧水を利用した製氷業を営んでいました。実家に残る等身大の記録から失われし時代の意味を世界レベルで考えます。

6月29日
消費都市江戸の人・モノ・お金
■小沢詠美子(成城大学民俗学研究所研究員)

江戸の人口の半分は武士、つまりは消費人口です。したがって、江戸は日本随一の「消費都市」ということができます。消費都市江戸の実態に迫ります。

7月13日
江戸前の海と近郊農業で花咲いた一大食文化
■渡辺善次郎(都市農村関係史研究所主宰)

都市の発展は多様な食の需要を生み、周辺農村はそれに応じてさまざまな食材を供給、各地に都市と農村を結ぶ独自の食文化が生まれた。都市と農村の共生。

8月31日
江戸空間と循環の思想
■森野榮一(ゲゼル研究会代表)

近世における地産地消や三里四方の観念は、特有の空間意識、風土経済論に立っている。再ローカル化や循環型社会推進に不可欠な空間経済論の意義を江戸期の文献から学ぶ。

9月19日(土) 14:00〜16:00
江戸的お洒落術
ファッションと流行
■小山弓弦葉(東京博物館主任研究員 日本東洋染織専攻)

江戸時代の女性のファッション文化を、流行の小袖模様を掲載した「小袖模様雛形」や、伝存する江戸時代の小袖を見ながら紹介し、その優れたデザインや活用術に迫ります。

10月5日

 発展の根っこには
 こんな上下水道のからくりが!

■栗田 彰(日本下水文化研究会 評議員)
上水= 飲み水と思いがちだが、自然流下で放流され堀川下水を浄化した環境用水としての評価も高い。江戸城・大名庭園をも潤した上水の維持技術・経費負担の新知見をお話しします。


■肥留間 博(江戸上水研究者/出版社クオリ)

上水= 飲み水と思いがちだが、自然流下で放流され堀川下水を浄化した環境用水としての評価も高い。江戸城・大名庭園をも潤した上水の維持技術・経費負担の新知見をお話しします。

10月17日(土)〜18日(日)1泊2日
神奈川県足柄市・箱根市を訪ねる
江戸の循環型を現代に
―「足柄衛生センター」の挑戦
■遠藤敏郎(足柄衛生センター元所長)

安全で安心できる食べものを得るにはそれなりの労力が必要です。足柄衛生センターでは、江戸時代のし尿処理技法を現代に生かした方法で汚泥を発酵分解させ、その堆肥を花弁類や柑橘・水稲に再利用しようと考えています。現場を訪れてお話をうかがいます。翌日には"元祖エコツーリズム"ともいえる江戸の旅体験として、箱根旧街道をみんなで歩きます。

10月26日
近世の国際関係と「鎖国」観
江戸時代からとらえなおす近代日本
■荒野泰典(立教大学文学部 教授)

江戸時代の日本はそれなりに国際関係を持っており、「鎖国」をしていた訳ではありません。その実態を紹介し、それが「鎖国」と考えられた経緯について講義します。

11月9日
武士という職
人事と責任の取り方をめぐって
■山本博文(東京大学教授/文学博士)

江戸時代における武士という身分、あるいは職業を、人事の在り方と責任の取り方から考えていきます。

12月7日
妖怪と遊んだ江戸時代人
■香川雅信(兵庫県立歴史博物館学芸員)

江戸時代の都市の人々は、妖怪をフィクションとして楽しんでいました。江戸時代のさまざまな「妖怪娯楽」を紹介しながら、日本人と妖怪との関係について考えます。

1月12日(火)
江戸社会のセクシュアリティ
■上野千鶴子(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

江戸には処女はいなかった?「女大学」はお武家社会限定。 町民、農民の社会は別世界だった。お江戸のあっとおどろくセクシュアリティの種々相をお話します。

1月30日 午後
ひそかに流行りの江戸野菜
―作って&食べて&語り合って
■冨山 普(江戸料理愛好家)

江戸の食のイメージは、割と偏っているように思われがちです。それは我々が辿ってきた文化への誤解です。食を観点に誤解を“美味しく”解き、江戸の豊かさを感じましょう。

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