PARC TOP社会の学校16.死刑と向き合う

16.死刑と向き合う

死刑のある国―日本。このクラスでは、厳罰化する日本社会において、罪を償うとはどういうことなのか、私たちは犯罪や加害者とどう向き合っていけばよいのかを「死刑」を軸に考えます。加害者と向き合ってきた人たち、被害者や遺族、ジャーナリストを講師に招き、それぞれの経験や死刑に対する意見や立場についてのお話を聞きます。受講生同士でじっくりと話し合う時間も用意しています。

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講座の内容
・2010年5月〜11月
・基本的に隔週土曜日 15:00〜17:30
・全12回/定員30名
・受講料32,000円
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日程

5月15日 15:00〜18:00
★オリエンテーション
死刑と向き合うということ
■青木 理(ジャーナリスト)

現代社会で人を“合法的”に殺害する方法は2つしかありません。戦争と死刑です。その死刑が日本で急増しています。私たちは死刑とどう向き合うべきなのか、根本から考えます。

16-1
5月29日
★なぜ冤罪が繰り返し生み出されるのか
■鎌田 慧(ルポライター)

冤罪の多発は、その国の民主化の立ち遅れに比例している。社会は少数派を黙殺して生きている。

16-2
6月12日
★監獄の中の死刑確定者・無期懲役受刑者
―拘置所・刑務所の中では何が起こっているのか?
■海渡雄一(弁護士)

わが国では、処刑はその日の朝に告知され、家族に別れの手紙を書くこともで きません。弁護士として、監獄人権センター事務局長として、多くの死刑確定者 と無期懲役受刑者の絶望の声を聞いてきた経験から監獄の中の実態と問題点を話 します。

16-3
6月26日
★もっと君をみせてくれませんか
(サブタイトル)―再発を防ぐため私も一緒に事件を考えたい
■湯浅 洋(秋葉原殺傷事件被害者)

加藤智大被告から謝罪の手紙をもらい、「再犯を防ぐために一緒に考えたい」と加藤被告に返事を出した湯浅さんに、加藤被告に対する思い、裁判が進む中での思いをお話しいただきます。

16-4
7月10日
★オウム真理教が残したもの
―家族として被害者として、死刑を考える

永岡弘行(オウム真理教家族の会(旧称 被害者の会)/オウム真理教被害者の会会長VX襲撃事件) オウム真理教から、信者を解放させる目的で会を作りました。しかし、大勢の純粋被害者を出す結果になり、大変申し訳なく、心より謝りたいと思います。

16-5
7月24日

★【対談】加害者と被害者の交流による償いの模索
―被害者感情は一様なのか

■原田正治(愛知・半田保険金殺人事件遺族/Ocean−被害者と加害者の出会いを考える会−運営委員)

16-6-1

閉ざされた被害者遺族の思い、被害者遺族にとって真の癒しとは何かを共に考え、皆様の意見を聞きたいです。被害者と加害者の癒しの原点は、両者の対話にあると考えます。


■青木 理(ジャーナリスト)

16-6-2

凄惨な事件によって家族を失い、不幸のどん底にたたき落とされる被害者遺族。私たちは遺族の悲嘆とどう向き合うべきか。死刑と被害者遺族について考えます。

9月4日
★死刑を望んだ男たち
―死刑囚にとって「死ぬ」こととは何か?
■篠田博之(月刊「創」編集長)

土浦無差別殺傷事件の金川真大死刑囚は「死刑になりたくて殺人を犯した」と主張し続けた。奈良女児殺害事件の小林薫死刑囚も「死刑になりたい」と自ら控訴を取り下げた。死刑が彼らを裁いたことになるのか、考えたい。

16-7
9月18日 14:00〜17:30
★被害の回復と受刑者の更生をめぐって
―映画「Lifers」の製作を通して考えたこと
【映画を観る】『Lifers―終身刑を超えて』(監督:坂上香/日本/91分/2004/配給:Lifers映画支援プロジェクト)
■坂上 香(ドキュメンタリー映像作家/津田塾大学准教授)

凶悪な犯罪に対して、加害者を殺したり(死刑)、一生牢獄に閉じ込めたりする(終身刑)以外、ないのだろうか。映画を通して、一緒に考えてみたいと思います。

16-8
10月2日
★罪と向きあう社会をめざして
―「死刑囚 永山則夫〜獄中28年間の対話」より
■堀川惠子(ドキュメンタリスト)

「死刑」という言葉が乾いた記号のように使われています。裁かれる側の情報が知らされていないからです。死刑囚・永山則夫を通し、罪を負った人間の心のうちを辿ります。

16-9
10月16日
★罪をあがないつづけた日本軍元兵士たち
■熊谷伸一郎(岩波「世界」編集部/季刊『中帰連』編集長)

中国への侵略戦争に加担したことを悔い、戦場の加害を証言し続けてきた元日本軍兵士たちの戦後から、戦争の「罪と罰」、そしてこの国の「ありえた戦後」を考えます。

16-10
10月30日
★オウム事件を生み出した社会とは?
―被告たちの心の軌跡を追う
■藤田庄市(フォトジャーナリスト)

救済のための宗教的確信による犯罪。それがオウム真理教事件の核心である。そこを解析せねば、善良であった信者たちがなぜ殺人にまで至ってしまったのか、不明のままだ。

16-11
11月20日
★無期懲役も死刑もない社会を考える―ノルウェーの事例から
■森達也(映画監督/作家)

無期懲役も死刑も廃止したノルウェーの社会では一体何が起こっているのか、日本社会と比較しながらじっくり語っていただきます。

16-12


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