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2021年度会員総会行事 大江正章さん追悼オンライン・シンポジウム

地域主義とコモンズ
―農と自治、アジアを結んで




コロナ禍は、私たちに生きるために不可欠なものは何かを問い続けています。都市一極集中の脆弱さが明らかになっただけでなく、食べ物の大切さ、そして地域における医療や公的サービスの重要性など、戦後日本が経済発展の中で縮小させてきたものの価値が見直されています。
これまでの産業・生活のあり方を根本から変えるためのビジョンは「都市農村共生社会」であり、その核となるのは「地域」そして「農」であると、2020年12月に亡くなった大江正章さん(PARC共同代表・コモンズ代表)は論じました。本シンポジウムでは、大江さんと親交の厚かった研究者、実践者、NGOなどさまざまな分野の方々にご登壇いただき、大江さんのお仕事を振り返りつつ、私たちが目指すべき社会のビジョンを議論します。ぜひご参加ください。

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★当日の録画をご覧いただけます。



★当日の報告者の資料は下記からダウンロードできます。

第1部
【報告資料】吉野隆子(オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村)
【報告資料】高橋巌(日本大学教授)

第2部
【報告資料】小口広太(千葉商科大学人間社会学部准教授)
【報告資料】相川陽一(長野大学環境ツーリズム学部教授)
【報告資料】野川未央(特定非営利活動法人APLA事務局長)

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【関連書籍のご案内】

大江正章さんの本
有機農業のチカラ―コロナ時代を生きる知恵

2021年春以降の闘病生活の中で大江さん自身が編集した著書です。グローバリゼーションと高度経済成長・過度な都市化を見直し、持続可能な社会を有機農業の視点から提案します。
1700円+税、コモンズ刊



PARCブックレット
コロナ危機と未来の選択
―パンデミック・格差・気候危機への市民社会の提案


2020年のPARC自由学校オンライン講座をまとめた本です。闘病中の大江さんの最後のご講義となった、2020年9月の「韓国の学校給食の有機化」の原稿も所収。
1200円+税、コモンズ刊


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日 時:2021年6月13日(日)15:00〜18:15 開場14:45

オンラインシンポジウム(ZOOMシステムを使用)
お申込いただいた方に前日までにZOOMリンクをお送りいたします。

参加費:無料

プログラム&スピーカー

【第1部】15:00〜16:30

コロナ時代における地域主義―コモンズの思想と実践

★金子美登・友子(埼玉県小川町・有機農家)
★高橋巌(日本大学教授)
★吉野隆子(オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村)

コメンテーター
●澤登早苗(恵泉女学園大学 教員/日本有機農業学会 元会長)
●中村尚司(パルシック理事/龍谷大学研究フェロー)

コーディネーター・古沢広祐(NPO法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)代表理事)

【第2部】16:45〜18:15

次世代へつなぐ―農とアジアの現場から

★小口広太(千葉商科大学人間社会学部准教授)
★相川陽一(長野大学環境ツーリズム学部教授)
★野川未央(特定非営利活動法人APLA事務局長)

コーディネーター:畠山菜月(PARC事務局)

※終了後、希望者でオンライン「交流会」を行います

●共催:アジア太平洋資料センター(PARC)/日本有機農業学会

スピーカー・コメンテーター・コーディネーター紹介

金子美登・友子
埼玉県小川町下里地区に「霜里農場」を開き、国内外の研修生とともに、米、大豆、麦、野菜、酪農、養鶏などを手がける。小川町の有機農業生産グループで「無農薬・有機農産物の店」もオープンし生産者と消費者のつながりもつくるなど、有機農業の先駆者として活躍中。共著に『有機農業の技術と考え方』(コモンズ、2010年)等



高橋 巌
日本大学生物資源科学部教授。狭山市農協、中央酪農会議、農協共済総合研究所等を経て現職。専門は農業経済学・地域経済論・協同組合論。著書に『高齢者と地域農業』(家の光協会、2002年)、『地域を支える農協―協同のセーフティネットを創る』(編著、コモンズ、2017年)、『有機農業大全−持続可能な農の技術と思想』(共著、コモンズ、2019年)『脱原発社会を創る30人の提言』(共著、コモンズ、2011年)等。


吉野隆子
オアシス21 オーガニックファーマーズ朝市村村長。三菱商事(株)勤務後、NPO法人中部リサイクル運動市民の会(にんじんCLUB)スタッフ、日本有機農業学会事務局などを経て、NPO法人全国有機農業推進協議会理事、あいち有機農業推進ネットワーク役員、東海農政局有機農業推進委員会委員。共著に『有機農業をはじめよう!〜研修から営農開始まで〜』(コモンズ、2019年)、『本来農業宣言』(コモンズ、2009年)等。


澤登早苗
恵泉女学園大学 教員/日本有機農業学会 元会長。山梨県山梨市(旧牧丘町)生まれ。持続可能な社会の構築のために国内外で有機農業の推進に力を注ぐ一方で、2003年からは南青山の子育て支援施設あい・ぽーとで親子のための野菜づくり教室を開催。主著に『教育農場の四季』(2005年、コモンズ)、共著に『本来農業宣言』(コモンズ)、編著に『有機農業大全 持続可能な農の技術と思想』(コモンズ、2019年)等


中村尚司
経済学者。地域経済論、エントロピー論等を専門とし、南アジアをフィールドにした「民際学」を提唱。PARC代表理事を経て姉妹団体パルシック理事を務める。内戦下のスリランカ和平に尽力し多くの復興支援プロジェクトに関わる。著書に『豊かなアジア、貧しい日本』(学陽書房、1989年)、『地域自立の経済学』(日本評論社、1993年)等。


古沢広祐
NPO法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)代表理事。地球環境問題に関連して永続可能な発展と社会経済的な転換、生活様式、持続可能な生産消費、世界の農業食料問題とグローバリゼーション、環境保全型有機農業、エコロジー運動、社会的経済・協同組合論などを研究。著書に『食・農・環境とSDGs』(農文協)、アースデイ2000日本編『地球環境よくなった?──21世紀へ市民が検証』(コモンズ)等多数。


小口広太
千葉商科大学人間社会学部准教授。日本有機農業学会事務局長。専門は地域社会学、食と農の社会学。共著に『生命を紡ぐ農の技術』(コモンズ、2016年)、『有機農業大全』(コモンズ、2019年)等。




相川陽一
長野大学環境ツーリズム学部教授。過疎農山村での有機農業の地域展開に関する研究を行う。共著に『地域自給のネットワーク(有機農業選書5)』(コモンズ、2013年)、『地域を支える農協:協同のセーフティネットを創る』(コモンズ、2017年)等。



野川未央
特定非営利活動法人APLA事務局長。大学の恩師・村井吉敬氏の影響で東南アジア地域に関わる。2008年5月のAPLA設立時から海外支援事業の東ティモールとインドネシアを主に担当してきた。共著に『甘いバナナの苦い現実』(コモンズ、2020)等。



畠山菜月
アジア太平洋資料センター(PARC)事務局(PARC自由学校担当)。






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◆お問合せ◆
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455
E-mail :office@parc-jp.org
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