米国が牽引するネオリベラルな市場経済の暴力に「NO」をつきつけ、豊富な天然資源を背景にして自立をめざしてきたベネズエラ。中南米地域全域をカヴァーする「南のテレビ」や、IMF・世界銀行への対抗としての「南の銀行」など、ベネズエラは中南米地域の自立へのイニシアティブを発揮してきました。
しかしその中心人物であるチャベス大統領をめぐる国内外の評価は、2007年の憲法改正案否決に表れたように揺れ動いています。この旅では、『太鼓歌に耳をかせ』(石橋純著)の舞台となったサンミジャン地区に行ってアフロ系文化にふれます。バリオとよばれる都市の最下層地域の人びとや、農民、先住民、アフロ系の住民の話を聞き、日本では報道されないベネズエラの今にふれる旅です。