地域にある資源を地域内で利用する資源循環型の地域づくりに取り組む滋賀県の「菜の花プロジェクト」。休耕田や転作田を活用して菜の花を栽培し、刈り取られたナタネの油は家庭や学校給食に利用されています。
また搾油の際に生じる油かすは飼料や肥料として有効活用され、家庭や学校からの廃食油は地域の協力により回収され、せっけんやバイオディーゼルにリサイクルされて再び地域で活用されます。
この旅では、循環型社会づくりに取り組む地域のNPOやプロジェクトの現場を訪れ、その意義と楽しさ、課題について語り合います。私たちのライフスタイルを見直したり、地域づくりに有効な知恵とヒントが見つかるはずです。
1956年の公式確認から50年、チッソが水俣の海に水銀を流し始めてから74年が過ぎても国やチッソを相手取った損害賠償請求訴訟が続くなど、水俣病の「構造的人権侵害」は終わっていません。
この旅では、1970年代初めから現地で被害者とともに活動されてきた谷洋一さんを案内人に、数々の現場を歩き、未だ明らかになっていない真実を知り、当事者と支援者の運動に出会います。また、チッソは戦前に朝鮮や中国に進出し、過酷な労務政策をとった企業であり、その意味で帝国主義下の海外進出と水俣病の発生は無縁ではありません。日本の歴史とアジアの公害、環境問題まで含めて、いまも続く「水俣」での問題を改めて考えます。